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大学生、コミュニケーションを学ぶ!今年も埼玉大学の地方創生の一コマに登壇しました


11月18日(金)昨年に引き続き、今年も埼玉大学の「地方創生を考える」の一コマにお声かけいただき登壇しました。

昨年はハイブリッドで行われたこの講義。
今年は対面のみでの実施となり、130人ほどの学生達と直接会うことが出来ました。
やっぱり直接顔を見て話せるのはいいですね。

昨年の講義の報告はこちら
※アメブロにとびます。

とはいえ、大学の授業ですからレポートを書かなきゃいけないわけで、講義が始まった瞬間からPCやスマホなどでメモを取り始める学生達!

講演会とは違う雰囲気に
(おおおーーそうくるか!なんて真面目なんだ埼大生!!)
と心の中でつぶやきつつ、いつか人間関係で困った時にはこの講義を思い出してね。
初っ端からそんな母心が湧き上がってきました。

講義の内容は基本的に昨年と同じ。

前半はお母さん(笑)の自己紹介親業訓練インストラクターの仕事の説明。

学生にとっては自分が親になるというのは未知の世界。
でも、親だって人間!悩むし学ぶし成長するんだよ。
親業訓練インストラクターという仕事を通じて、「親」を今より身近に感じるキッカケになってくれたら嬉しいですね。

参考

親業について詳しく知りたい方はこちらもどうぞ
親業とは?親のやり方を学べる親業訓練講座のご紹介

 

大学生のための人間関係講座

親業訓練インストラクターの仕事の紹介の後は「埼大生のための人間関係講座」

親業講座でお伝えしているコミュニケーションスキルの中から、自己表現と話の聞き方についてのお話ししました。

講義の中身を一部ご紹介すると

コミュニケーションの仕方には三つのタイプがある

 

攻撃型…

自分の欲求や感情を満たすが、相手の欲求を満たさない

もし、自分の思い通りにならないときには、相手を責める、おどす、怒鳴る、非難する、悪口を言う、口をきかない、陰口を言う、無視する、食事の質を落とす などの行動にでる。

まあ、こんな接し方をしていると結局は寂しい人間関係となってしまいます。


ひっこみ型…

自分の欲求を犠牲にして、相手の欲求を満たす行動をする。

モヤモヤを感じたり、何か違うなと思っても、自分さえ我慢すれば…波風を立てたくない…いい人でいたい…仲間外れにされたくない…、と考え、自分の気持ちや考えを相手に伝えずひっこめる行動をとる。

一見悪くない気もしますが、実は、このタイプはいつもイライラして不満を抱えている人です。


率直型…

自分の欲求を自分で満たす行動をとる、同時に、相手も尊重する行動をとる。

自分はこう思うと正直に率直に伝え、相手の話しにも耳を傾けることが出来る。
自分の行動に責任を持ち、対立が起これば双方が満足できる解決策を見つけようとする。
必要な時には相手に意見を求め協力を頼むことが出来る。

こんな行動をしていると自分の思っていることと行動が一致してきて、人といることが楽になり、一人でいても不安がなくなります。


この三つは全く違うタイプではありますが、実は、私たちの中にすべて存在しています。

その中でも、攻撃型が強い、ひっこみ型が強いなど、人によって傾向が出てきます。

また、良いか悪いかは別にして、時と場合、あるいは人によってタイプが変わる(接し方が違う)というのもよくある事ですよね。

でも出来れば…

どんな時も誰にでも、自分も相手も大切にする率直型のコミュニケーションが出来た方が、自分も楽に生きられると思いませんか。

ということで、

埼大生のための人間関係講座後半では、そんな率直型のコミュニケーションを目指すために、知っておきたい自己表現4つと、話の聞き方を伝授していきました。

 

講義ではこれらのメッセージの作り方もお伝えしています。

 

未来を担う学生達にエールを込めて

昨年はオンラインがメインだったので出来ませんでしたが、今年はグループワークも行いました

実は、今回参加した学生さん同士はほぼ全員が初対面!

「グループワークで無言になるんじゃないか…」

と担当教授は心配したそうなんですが、その心配をよそに、学生の皆さんはすぐに打ち解けて活気あふれれる有意義なグループワークとなりました。

埼大の学生さん達コミュ力素晴らしいです。

 

自分の人生の主役は自分、他人の人生では名わき役

数年に渡るコロナ禍で、人との交流という意味で一番影響を受けたのは大学生だったのではないかと思います。

学生のグループワークを見ながら、
こんな風に「人と人とが気軽に意見を交わせる活気あふれる学生生活が普通になればいい」なんて思って見守っていました。

そんなこんなで「地方創生を考える」1時間半の講義はあっという間に終わりの時間。

人間関係講座の最後は私からこんなメッセージを。

自分の人生の主役は自分。

そして、自分以外の全ての人も自分が主役で生きている。

だからこそ、誰かの人生においては最高のわき役になれたらいい。

そうすれば
その誰かはあなたの人生の最高のわき役になってくれるでしょう。

そんな、自分も相手も大切にする生き方にぜひチャレンジし続けてほしいと思います。

 

思いっきり生きろ!学生たちーー

「地方創生を考える」
これから社会にはばたく未来のを担う子ども達の生き方や知見を増やしていく授業。

その貴重な学生生活の一コマに関わることが出来て大変光栄です。

改めてこの機会をいただけたことに感謝しています。

今後届く学生たちのレポートも楽しみにしています。

学校では教えてくれないコミュニケーションの話し。
これからも出前授業や講義で子ども達にも伝えていきますよ。

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